Published by
共同通信
共同通信
政府が2024年度に首都直下地震の被害想定を見直すことが23日、分かった。対策推進の基本計画で定める取り組みや目標が24年度末で期限を迎えるため、次の目標設定に向け、防災対策の進捗なども踏まえて想定をやり直す。24年度予算の概算要求に関係経費を盛り込む。
15年3月にまとめた基本計画では、24年度までの10年間で想定死者数と全壊・焼失建物数を半減させる目標を掲げた。
新たな被害想定は、木造密集市街地の解消といった防災対策の進捗とともに、タワーマンションの増加といった状況の変化も加味して死者数などを算出。24年度をめどに新想定を出して、次の基本計画に反映させる。