ニューヨーク市はこのほど、市の家族観光親善大使にティーンエイジ・ミュータント忍者タートルズを起用した。この夏から1年間、家族連れの観光客を歓迎する。
忍者タートルズは、市内の下水道を舞台に、突然変異し忍者となった4匹の亀が悪党と戦うアニメ。子ども向けエンターテインメントのテレビ局、ニコロデオンのほか、世界170カ国でも放映されている。
市の観光マーケティングを担当するNYCアンド・カンパニーのフレッド・ディクソン社長は、メトロ・ニューヨークの取材で、「市で生まれた正義の味方、しかも世界中で人気者の彼らは適役」と述べた。今後は忍者タートルズを使った広告を市内やボストン、シカゴといった都市、全米の主要ショッピングモールで展開する。また、ツイッター上では「#nycgofamily」のハッシュタグで検索ができるほか、市内を走るタクシーのテレビにも登場するという。
家族観光親善大使は2009年から始まり、これまでにおさるのジョージや「ドーラといっしょに大冒険」のドーラが任命されている。これらのキャラクターを起用することによって、市を訪れる家族連れの観光客数が32.6%も増加した。忍者タートルズで、ことしは1770万家族の来訪を期待している。