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共同通信
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【北京共同】中国の国家市場監督管理総局は25日、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出開始を受け、食品業界の経営者に対し、日本の水産物の加工や調理、販売を禁じると発表した。食の安全を確保するためと主張している。中国税関総署が24日に日本産水産物の輸入を全面的に停止したのに続く措置。中国で日本食品への風当たりが厳しくなりそうだ。
中国では国営メディアの海洋放出に対する批判的な報道を受け、食品の安全を懸念する声が高まっており、中国当局は食品の安全を確保する姿勢をアピールした形だ。
同総局は、食品の安全管理を強化するよう各地の市場監督管理当局に指示したという。