通報遅れ検証で第三者委

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共同通信

 日本大は25日、アメリカンフットボール部員の薬物事件に関し、捜査機関への通報遅れといった対応の問題点や意思決定の過程などを検証する第三者委員会を24日付で設置したとホームページで公表した。弁護士3人で構成し、委員長は元名古屋高裁長官の綿引万里子弁護士。

 文部科学省は、昨年11月に部員が薬物使用を申告したのに大学側が警察へ相談しなかったことや、今年7月に寮で大麻のような不審物が見つかった際に警察や理事長へ連絡が遅れたことなどを問題視。第三者委での検証を求め、来月15日までに報告するよう要請している。