リニューアル計画、再始動 より便利な68丁目駅を目指して

 22日付のDNAインフォによると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は20日に行われた公聴会で、マンハッタン区アッパーイーストサイドの68丁目―ハンターカレッジ駅の改装計画を発表した。
 この改装計画は、MTAが展開する、利用者の多い地下鉄駅の利便性を高めるプロジェクトの一環。MTAによると、駅の南西部にエレベーターを設置し、2カ所に階段が増設されるという。新しい階段の1つは東69丁目に設置され、近隣の駐車場へのアクセスを良くする狙いがある。もう1つは、レキシントン街の東68〜69丁目に設置される予定だ。
 さらに、既存の階段を改装するほか、その過程でレキシントン街に新しい出入口を作る、エレベーターをガラス張りにする、などが計画に盛り込まれている。
 総工費は7000万ドル(約78億円)で、連邦政府の承認が下りれば、2017年から工事を開始し20年に完成する見込みだという。
 MTAは4年前にも同駅の改装計画を発表したが、静かな住環境が損なわれると、地域住民の反対にあって計画を断念した経緯がある。MTAは、今回の計画ではそうした問題に十分配慮していると説明した。
 また、26日に開催される正式な公聴会で、懸念や疑問のある住民から質問を受け付けるという。

Ben Faulding