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共同通信
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東京電力福島第1原発の処理水放出があった福島県で、飲食店や市役所などに中国の発信とみられる迷惑電話が相次いでいることが26日、県警などへの取材で分かった。被害者によると「ショリスイ」「バカ」などの発言があった。県警は県や市と連携して実態把握に努めているとした上で「必要な調査・捜査を行う」としている。
福島県内で複数の飲食店を経営する男性(42)によると、処理水放出のあった24日の翌25日に中国の国際電話の国番号「86」から迷惑電話が多発。多い時には1分ごとにあった。外国語中心だが「ショリスイ」「バカ」「シネ」などの単語も聞こえた。
福島市の木幡浩市長は26日、自身のフェイスブックで、市役所に約200件の「嫌がらせ電話」がかかってきたと明らかにした。小中学校、ホテルや旅館にもあり「多いところは1事業所だけで100件以上」とした。多くは中国の番号だったといい、政府に対応を求めた。