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共同通信
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関東大震災から100年となるのを前に大阪市で27日、震災直後の朝鮮人虐殺の真相究明を求め、差別犯罪を許さないとする集会が開かれた。講演したヘイト問題に詳しいジャーナリスト中村一成さん(53)は「日本では100年前も今も差別と歴史改ざんが続いている」と指摘し、人種差別撤廃法の制定が必要だと訴えた。
中村さんは、2015年にインターネット上で「在日コリアンが一斉に強制送還される」というデマが広がったと振り返り、「信じた人たちが入管に『朝鮮人がいるぞ』と通報しまくった。震災直後と同じ状況だ」と憤った。虐殺を否定する歴史改ざんも問題視した。
集会は「コリアNGOセンター」などが主催した。