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共同通信
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和歌山県沖で日本船籍の貨物船「いずみ丸」がリベリア船籍のコンテナ船と衝突、沈没し、2人が行方不明になった事故で、コンテナ船の損傷が船首部分にしかないことが運輸安全委員会の調査で分かった。27日、関係者が明らかにした。いずみ丸にほぼ正面から衝突した可能性があるとみて、安全委はコンテナ船の船長らから経緯を聴取。航海情報記録装置のデータも回収し、原因究明を進める。
第5管区海上保安本部(神戸)は巡視船3隻での捜索を続行。2人の発見には至っていない。
安全委の調査官は26日に続き、和歌山県の港に停泊しているコンテナ船を訪れた。乗組員への聞き取りも実施し、今後はデータの解析を進める。