北朝鮮の党機関紙が日本非難

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共同通信

 【北京共同】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は27、28の両日にわたり、東京電力福島第1原発処理水の海洋放出が始まったことを伝え「核テロ」などと非難した。同紙の日本非難は、日本の態度変化を要求しながら「朝日両国が会えない理由はない」と対話に言及した外務次官談話を5月29日に出して以来初めてとみられる。

 北朝鮮は中国と共に処理水放出に強い反対姿勢を取るが、これまでは住民が目にしない対外向けの朝鮮中央通信を通じて表明してきた。労働新聞は国内で最も高い権威を持ち、住民が読む。国内向けに日本との緊張激化を予告した形で、対日姿勢を反映している可能性がある。