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共同通信
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総務省が29日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は、前月から0.2ポイント上昇して2.7%となり、4カ月ぶりに悪化した。厚生労働省が公表した有効求人倍率(同)は、前月を0.01ポイント下回る1.29倍だった。3カ月連続で低下した。求人数が横ばいだったのに対し、物価高の影響で、勤務先が倒産したり、生活が苦しくなったりして仕事を探す人が増えたことが要因としている。
7月の有効求職者数は0.9%増えた。求職の理由について「職を失った人の他、人手不足による長時間労働を嫌った離職や、より待遇の良い仕事を求める動きがみられる」とした。