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共同通信
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NEC子会社のNECプラットフォームズは29日、掛川事業所(静岡県掛川市)で、家庭用の通信機器などを生産する新工場を稼働させたと発表した。経済安全保障の観点から、デジタル社会に欠かせない通信機器を安定供給するため、国内の生産体制を強化する。製品や部品の運搬にはロボットを本格的に活用し、生産効率も高めた。
新工場は地上4階建てで、投資額は約80億円。投資の一部は、政府が国内のサプライチェーン(供給網)強化のために講じた補助金で賄う。パソコンなどの電子機器を無線でインターネットにつなぐ役割を果たす据え置き型や持ち運び用のルーターを生産する。