26日付のCBSニューヨークによると、マンハッタン区ローワーイーストサイドで23日、有名人に似ているからという理由で、男性が何者かに顔を殴られるという事件が起こった。
同日夜、マリオ・リカートさんはのデランシー通りにある地下鉄の駅内から階段で地上に向かっていた。すると、階段を降りてきた男から不意に顔面にパンチを食らった。その男は、「お前がシャイア・ラブーフによく似ているからだ」と叫ぶと、一目散に階段を駆け下り、地下鉄駅構内へ消えていったという。
シャイア・ラブーフさんは、映画「トランスフォーマー」シリーズなどに出演した米国人俳優。リカートさんは鼻が高く、ラブーフさんに似ていると言われたことがあるという。しかし、似ていることが原因で殴られるとは思ってもみなかったようで、リカートさんは思わず「ラブーフに似ているから殴ると言ったようだけど、俺の頭がおかしくなったかな」と目撃者に尋ねた。リカートさんは、「お前の頭は大丈夫だ。確かにそう言った」という返事を聞いた。
男は、ラブーフさんの演技なのか顔なのか、いったい何が気に入らなくて赤の他人を殴ることにしたのか、謎は残る。どんな理由にしても、痛い目にあったリカートさんだが、ラブーフさんのことは恨んでおらず、むしろファンであるという。