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共同通信
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経済産業省が30日発表した28日時点のレギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は185円60銭となり、過去最高値となった。値上がりは15週連続。政府が価格抑制のための補助を段階的に縮小していることが響いた。岸田文雄首相が家計の負担軽減に向け、価格高騰対策を与党に指示しており、政府は9月から補助を拡充する方針だ。
これまでの補助縮小に加え、サウジアラビアやロシアなど主要産油国が追加減産により原油相場の下支えに動いていることや、円安の進行もガソリン価格を押し上げた。
比較可能な1990年以降でこれまでの最高値は2008年8月の185円10銭だった。当時は中国での需要増に加え、投機資金が市場に大量流入したことで高騰につながった。
ガソリン価格抑制のための補助金はウクライナ危機などに伴う原油相場の高騰を受け、22年1月に始まった。政府は今年1月から段階的に縮小してきたが、9月末の期限切れを前に延長する方針を固めた。当面の価格を170円台に抑える案を検討している。