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共同通信
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日本、米国、オーストラリア、インド各国政府は、9月に米ニューヨークで開かれる国連総会に合わせ、4カ国の協力枠組み「クアッド」の外相会合を開催する調整に入った。東、南シナ海で海洋進出を強める中国やウクライナ侵攻を続けるロシアを念頭に、法の支配に基づく国際秩序維持の重要性を改めて確認する方針だ。複数の外交筋が30日、明らかにした。
4カ国の中でインドは、中国、ロシア、ブラジル、南アフリカとの新興5カ国(BRICS)の枠組みに参加している。日本、米国、オーストラリアは、インドを巻き込む形で力による現状変更に反対する姿勢を共有し、中ロ両国へのけん制を強めたい考え。