佐賀で豚熱、450頭処分

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共同通信
佐賀県庁

 佐賀県唐津市東山の養豚場で発生した豚熱(CSF)の感染疑いについて、国の検査で感染が確定したとして、県は30日の対策本部会議で、同日午後8時から養豚場で飼育する約450頭の殺処分を開始したと明らかにした。農林水産省によると、豚熱の疑い事例の発生は2018年以降、九州では初めて。県内の全養豚農家30戸に消毒用の消石灰を配布する。

 29日に県が実施した検査では、ほとんどの検体が陽性となった。感染が確認されたことにより、農場の半径3キロ圏内の養豚場は豚を移動できなくなる。半径3~10キロ圏内では、エリア外へ豚を移せなくなる。