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共同通信
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国内の金小売価格の指標となる地金大手、田中貴金属工業(東京)の店頭販売価格が31日、1グラム当たり前日比51円高の1万101円に値上がりし、4日連続で過去最高を更新した。3月に初めて9千円を突破し、今月29日に未到の1万円台に乗せたばかりだった。31日の買い取り価格も改めて過去最高を更新し、9986円となった。
外国為替市場の円安ドル高傾向が大きな要因。円安になると、原油などの輸入代金が円建て換算で高くなるのに似て、金の国内価格も高くなりやすい。取引関係者がドル建て価格を国際基準とみているためだ。前日のニューヨーク先物市場では金価格は続伸した。