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共同通信
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加藤勝信厚生労働相は31日、東京慈恵会医大付属病院(東京都港区)を訪れ、マイナンバーカードに健康保険証を一体化させた「マイナ保険証」の活用状況を視察した。7月にも別の医療機関で同様の視察をしており、トラブルが多発するマイナ保険証への懸念を払拭し、重ねて利便性を訴え普及を促す狙いがある。
同病院は会計の際にマイナ保険証利用者の専用レーンを設けている。加藤氏は院内の「顔認証付きカードリーダー」で本人確認の様子を見学し、医師らと情報通信技術(ICT)推進に関し意見交換した。視察後、記者団に「マイナ保険証の活用やICT化を通じ、医師の働き方改革を進めたい」と語った。