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共同通信
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静岡県は31日、同県熱海市で2021年に発生した大規模土石流の起点に残った盛り土の撤去が完了したことを受け、起点や新たに建設された砂防ダムを被災者らに公開した。市は9月1日に同市伊豆山地区の警戒区域の指定を解除する予定。市によると、現在200人前後が避難して市内外の公営住宅などで生活しており、伊豆山地区への帰還が1日以降順次始まる。
市は砂防ダムの建設と土砂の撤去を警戒区域解除の条件としていた。ダムは3月に完成し、撤去は8月26日に完了していた。
県は31日、被災者らに盛り土の撤去などについて説明した。被災した女性は「これで安心しろと言われても納得できない」と話した。