殺害女性両親「無念の思い残る」

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共同通信
熊本県警察本部

 熊本市の雑居ビルで5月、同市中央区の派遣社員辰島ありささん=当時(29)=が殺害され、布に巻かれた状態で見つかった事件で、熊本県警が殺人と死体遺棄の疑いで事件後に死亡した男を容疑者死亡のまま書類送検したことを受け、辰島さんの両親は31日、代理人弁護士を通じ「一区切りできた。無念の思いは残る」とコメントした。

 コメントは直筆で「あの日から、夢か現実なのかわからないまま日々を過ごしている。『娘に会いたい』。それだけです」とつづった。

 県警は8月30日、首を圧迫して窒息死させ、布で巻きビルの空きテナントに遺棄したとして、中央区の会社員松原聡容疑者=当時(31)=を書類送検した。