患者暴行の滝山病院に再び指導

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共同通信

 厚生労働省と東京都は31日、看護師らによる患者暴行事件があった八王子市の精神科病院「滝山病院」に対し、診療報酬の請求が適正か調べるため、国民健康保険法などに基づき指導に入った。5月に続き2度目。

 関係者によると、カルテとレセプト(診療報酬明細書)の照合や、院長や職員への聞き取りで確認を進める。

 滝山病院を巡っては、看護師が患者の頭を殴るなどした暴行2件を都が虐待と認定し、4月に医療法などに基づく改善命令を出した。病院は5月、虐待防止委員会の開催や外部団体による職員研修などを盛り込んだ改善計画を都に提出した。