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共同通信
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【北京共同】31日の北朝鮮メディアによると、金正恩朝鮮労働党総書記は29日に朝鮮人民軍総参謀部の訓練指揮所で全軍指揮訓練を視察した際、有事の作戦初期に敵中枢に大打撃を加え、敵の戦争遂行意志と能力をまひさせることが最も重要だと強調し、「同時多発的な強力な攻撃」の方法を指示した。敵の反撃から攻撃手段を防御する対策を徹底的に取ることも求めた。
北朝鮮メディアは、訓練は敵の奇襲侵攻を撃退した後に韓国の全地域を占領することを目標として想定していると伝えている。
今回の訓練では、戦術核弾頭搭載の短距離弾道ミサイルなどによる韓国への先制攻撃シナリオが組み込まれているとみられる。