27日付のフォックス・ニュースによると、暑さに弱い高齢者や州が認可する特定の病気を患う患者を守るべく、ニューヨーク州がエアコン代を負担する制度がことしも実施されることが決定した。
この援助制度は、体温調整が難しく暑さに耐えられない持病を患う人たちが、安心して快適な毎日を過ごせるよう、州がエアコン代および設置代を負担するもの。アンドリュー・クオモ州知事は「夏の猛暑や湿度の高さによって命の危険にさらされる人が多くいるため」と説明しており、この援助制度を導入することで「真夏でも全てのニューヨーカーが安全に、健康的に暮らすことができる」と述べた。主に、息切れを引き起こすぜんそく持ちの高齢者を対象としているという。
昨年この制度下で、ニューヨーク市内だけでも、エアコン代の援助を受けた家庭は693世帯あり、州全体では4100世帯が援助を受けたという。
今夏、援助を希望する人の受付は5月2日から開始する予定で、同プログラムを運営する「ホーム・エネルギー・アシスタント・プログラム」のウェブサイト(http://otda.ny.gov/programs/heap/HEAP-contacts.pdf.)に掲載されている申込書に必要事項を記入し提出することで、申し込むことができる。