陸自オスプレイが予防着陸、静岡

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共同通信

 陸上自衛隊の輸送機V22オスプレイ1機が8月31日、静岡県焼津市の航空自衛隊静浜基地に予防着陸したことが分かった。訓練のため静岡県沖を洋上飛行中に予防着陸を求めるランプが点灯し、近くの同基地へ向かった。けが人や機体主要部の損傷、自衛隊施設外への被害はなかった。ギアボックス内部に金属片ができたのが原因で、部品交換などの整備ができれば、基地から移動する。

 陸自オスプレイは20年7月から千葉県の木更津駐屯地で暫定配備中。防衛省は予防着陸となったのは初めてとしている。金属片ができるのは機体を運用する過程で起きる一般的な現象で、陸自オスプレイは飛行を見合わせず、運用を続けるという。