4月28日付のDNAインフォによると、ブルックリン区のピザ店が、「ピザ箱ピザ」を売り出してツイッター上に掲載したところ、話題を集めているという。
このピザ店は、同区ウィリアムズバーグにあるヴィニーズ・ピッツェリア(Vinnie’s Pizzeria)で、小さく切ったピザをトッピングにした「ピザ・オン・ピザ」を開発したことでも知られている。同店の共同経営者の1人、ショーン・べシュームさんによると、きっかけは店内でピザを食べ終えた客がピザ箱を捨てていき、ごみ箱の中にピザ箱が大量に積み上がっているのを見て、何とかしたいと思ったからだという。そこで冗談半分で、ピザ箱をピザで作ってみた。こうすれば無駄に捨てられることがないだろうというアイデアである。
箱の底は、柔らかいシシリアンピザ、ふたにはチーズやソースを乗せないガーリックブレッドを使った。その中には10インチ(約30センチメートル)のピザが入っており、つまり3種類の味が一度に楽しめるというわけだ。それぞれ別々に焼いた後、つなぎ合わせてさらに数分オーブンで温めるのだそう。
「ピザ箱ピザ」は40ドルで、4~6人用として販売している。ぜひ試したいところだが、店や客にとって悩みなのが、配達をどうするか。現在も検討中だという。