北京で逆風下の日本商品PR

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共同通信

 【北京共同】中国政府主催のサービス産業の展示会「中国国際サービス貿易交易会」が2日、北京で始まった。東京電力福島第1原発処理水の海洋放出による日本水産物の輸入停止や製品買い控えなどの逆風が吹く中、日本企業も食品や雑貨などをPRした。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)が出したブースには中小企業を中心に約30社が参加。調味料に海鮮のだしを使っている丸善食品工業(東京)の東アジア販売課の李強課長は「検査をしっかりするなど、安心してもらえる方法を考えたい」と話した。薩摩酒造(鹿児島)の焼酎の販売を手がける柴慶雲さんも「逆風でも日本の商品を売っていきたい」と語った。