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共同通信
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大分県由布市湯布院町で6月末、大雨による土砂災害が発生した当日の午前に、山肌の水抜きパイプから水が出ていなかったと住民が証言していることが2日、分かった。災害では1人が亡くなった。調査に当たった専門家は地下で水の流れ方が変わり、地滑りが始まっていた可能性を指摘。「いつもと違う現象を見つけたらすぐに避難してほしい」と注意喚起している。
6月30日午後11時50分ごろ、市に「土砂崩れが発生している」と連絡があり、住宅1棟が流されて住人の男性=当時(70)=と連絡が取れなくなった。男性は7月11日に見つかり、死亡が確認された。