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共同通信
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【ワシントン共同】バイデン米大統領は3日、中国の習近平国家主席がインドの首都ニューデリーで9~10日に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議を欠席するとの見方が出ていることについて「失望している」と述べた。滞在先の東部デラウェア州で記者団に語った。バイデン氏は出席予定で、個別会談の機会を模索していた。
バイデン氏は習氏に「会いに行くつもりだ」とも話した。時期や場所について具体的に明らかにしなかったが、11月にサンフランシスコで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた会談を想定しているとみられる。
バイデン氏は米中の激しい対立が偶発的衝突に発展することを回避するため、習氏との意思疎通を重視している。ロイター通信は、G20首脳会議に中国から習氏ではなく、李強首相が出席する見通しだと報じていた。
バイデン氏は秋に米中首脳会談を開催したいと公言しており、8月31日にも習氏のG20首脳会議出席を望んでいると記者団に話していた。