ASEAN半数が中国に反発

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共同通信
中国政府が公表した新しい地図

 【ジャカルタ共同】ASEAN首脳会議が5日、インドネシアの首都ジャカルタで開幕した。南シナ海のほぼ全域に権益が及ぶと主張する中国は8月28日、ボルネオ島のマレーシア近くの海域を領海とする新たな地図を公表。加盟10カ国の半数が反発しており、海洋進出を強める中国に対して結束して抗議に踏み切るかどうかが注目される。

 7日までの関連会合には日米韓中ロなども加わる。バイデン米大統領は出席を見送り、ハリス副大統領が参加する。中国からは李強首相が出席。岸田文雄首相は、韓国の尹錫悦大統領らとASEANプラス3首脳会議、東アジアサミットに参加する予定だが、李氏との個別会談は困難とみられる。