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共同通信
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【カイロ共同】中東歴訪中の林芳正外相は5日、カイロで開かれた「日アラブ政治対話」で演説し、アラブ連盟加盟国の外相らを前に「法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くため結束する時だ」と強調した。アラブ諸国が共通の課題として抱える経済の多角化実現に協力していく考えも示した。
林氏は、ロシアのウクライナ侵攻で「国際秩序の根幹が揺らいでいる」と指摘。アラブ諸国の外相らと共に、ロシアによる核兵器の威嚇を許さないことや、北朝鮮の弾道ミサイル発射への非難などを盛り込んだ声明を発表した。
アラブ連盟事務局長は、日本との「互恵的な協力関係が平和と発展に寄与すると確信している」と演説した。