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共同通信
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【ニューヨーク共同】国連総会は5日、1年間の新会期に入った。カリブ海の島国トリニダード・トバゴのデニス・フランシス新議長は「地政学的な対立が先鋭化し、われわれは核兵器使用の不確実性をはらんだ危険な新時代にある」と警告。多国間協調の重要性を訴えた。
フランシス氏は「気候と紛争、貧困が互いに絡み合い、平和の実現をより難しくしている」と指摘。最貧国の支援やSDGsの推進、気候変動対策に重点的に取り組むと表明した。
これに先立つ前会期の最後の会合で、議長を務めた東欧ハンガリーのコロシ氏は国連憲章の擁護を改めて求め「ロシアによるウクライナ侵攻や他の紛争を終わらせなければならない」と訴えた。