武装勢力と衝突、53人死亡

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共同通信

 【ナイロビ共同】西アフリカ・ブルキナファソ北部で4日、武装勢力との衝突で兵士や志願兵の計53人が死亡した。ロイター通信が5日伝えた。武装勢力はイスラム過激派とみられる。

 ブルキナファソや、隣接するニジェール、マリでは、国際テロ組織アルカイダと過激派組織「イスラム国」にそれぞれ忠誠を誓う勢力が活発化。政情が安定しない中、3国では2020年以降、計5回のクーデターが発生した。

 ブルキナファソの軍事政権は過激派の支配地域に攻勢をかけるが、物資や人員が不足しており、志願兵への依存が高まっている。軍政のトラオレ暫定大統領は8月にロシアの代表団と会談し、軍事協力の受け入れの可能性を協議した。