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共同通信
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【ワシントン共同】ワシントンの連邦地裁は5日、21年の議会襲撃事件で扇動共謀罪などに問われた極右組織プラウド・ボーイズの元リーダー、エンリケ・タリオ被告に禁錮22年の判決を言い渡した。米メディアによると、同組織のメンバーに対する実刑判決で最も重い量刑。
司法省によると、タリオ被告は、20年大統領選で敗北したトランプ前大統領から勝利したバイデン現大統領への平和な権力移行を阻止しようと仲間と共謀。連邦議会議事堂の周囲に人を集め、内部への乱入や警察官への暴力を招いたとされる。
検察側は、バイデン氏の大統領就任を阻止するため「全面戦争」の準備をしたと指摘。禁錮33年を求刑していた。