東京円も147円80銭台

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共同通信

 6日午前の東京外国為替市場で、円相場が一時1ドル=147円80銭台に下落した。昨年11月上旬以来、約10カ月ぶり。財務省の神田真人財務官が「あらゆる選択肢を排除せずに適切に対応する」とけん制した後、再び前日のニューヨーク市場の水準まで円安が進行した形となった。

 午前10時現在は前日比87銭円安ドル高の1ドル=147円77~78銭。ユーロは36銭円安ユーロ高の1ユーロ=158円38~45銭。

 サウジアラビアが原油の減産を継続する方針を示したことで、インフレ圧力が強まるとの警戒感から米国の金融引き締めが長期化するとの見方が広がった。日米金利差の拡大が意識された。