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共同通信
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【ジャカルタ共同】岸田文雄首相は6日、インドネシアで日本と東南アジア諸国連合(ASEAN)の首脳会議に出席し、相互の関係を「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げする共同声明を採択した。会議では東・南シナ海で覇権主義的な動きを強める中国を念頭に「世界のどこであっても力による一方的な現状変更の試みを許してはならない」と強調し、海洋分野での連携強化を訴えた。
首相は、北朝鮮の核・ミサイル開発への深刻な懸念を表明するとともに、拉致問題解決への協力を要請した。台湾海峡の平和と安定の需要性も指摘。国軍が実権を掌握するミャンマー情勢について深刻な懸念を共有した。