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共同通信
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奈良県橿原市で6月に交際相手の長女=当時(4)=を死亡させたとして、傷害致死の疑いで建設作業員山下翔也容疑者(27)が逮捕された事件で、県は6日、記者会見を開いた。歯科医院から「女児の左目が充血している」と虐待を疑う通報があったものの、一時保護や警察への通報に踏み切らなかったとして「対応を検証したい」とした。
県などによると、女児と母親は2020年に三重県から転入。奈良県高田こども家庭相談センターには同年10月に2回「母親が怒鳴ったりたたいたりしている」という通報が寄せられた。県は橿原市に伝え、市の担当者が親子と面会。目立ったけがはなかったが、「要支援児童」に登録した。