10代の地下鉄サーフィンは危険
市、MTAが抑止キャンペーンを開始
ニューヨーク市とニューヨーク州都市交通局(MTA)は5日、10代の若者間で流行している危険な「地下鉄サーフィン」を抑止するキャンペーンを始めた。市警(NYPD)によると、今年は14歳を含む10代の計5人が地下鉄サーフィンで命を落とした。同年の逮捕者は88人で、前年同時期から3倍近く急増しており、警戒を強めている。
アート&デザイン高校の生徒たちが今夏、新キャンペーン「地下鉄サーフィンは死を招く、車内に乗ろう、生き延びよう」を開発。路線の大部分が高架上にあり、地下鉄サーフィンの人気スポットとなっている7、J、M、Z各線で展開されている。10代の若者は、大人に逆らう傾向があることを踏まえ、駅の音声アナウンスは同じ10代が担当した。
この他、地下鉄駅に設置された電子看板やポスター、学校で配布されたパームカード、キャンペーンの徽章が入った学用品など、生徒がキャンペーン用に作成した。地下鉄サーフィンの多発する駅に、警官を配備するとともに、ビデオで確認された地下鉄サーフィンをしている若者の自宅を、警官が訪問するなどの対策も行う。MTAによれば、TikTokなどのSNSは今春以降、当局の要請を受け地下鉄サーフィンを撮影した3千以上の動画や写真を削除した。(5日、amニューヨーク)
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