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共同通信
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【ニューヨーク共同】米東部ボストンの連邦地裁は7日、ハッキングで得た企業の非公開情報を基に株取引をして約9300万ドル(約136億円)を詐取したとして、証券詐欺罪などに問われたロシア人ハッカーのクリューシン被告(42)に禁錮9年と罰金約3400万ドルの判決を言い渡した。検察が発表した。
被告はモスクワのIT企業を所有し、ロシア政府との関係が深いとされる。検察によると、複数の人物と共謀し、2018年1月~20年9月、米国の証券取引所に上場する電気自動車大手テスラなど数百社の収益に関する情報を公表前にハッキングで入手していた。
21年にスイスで逮捕され、米国に身柄を引き渡された。