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共同通信
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【ニューデリー共同】イエレン米財務長官は8日、インド・ニューデリーで記者会見し、20カ国・地域(G20)首脳会議で国際通貨基金(IMF)の増資について「各国均等での割増しに対する支持を取り付けたい」と表明した。世界銀行やIMFなどの国際金融機関を通じて、新興・途上国に総額2千億ドル(約30兆円)の融資を可能とする支援の拡充も訴えた。
イエレン氏は9日の首脳会議の開幕に先立ち、米政権の最優先事項として「新興・途上国を支援し、地球規模の課題に取り組む」と強調。債務負担の軽減などに取り組む。途上国への経済支援で影響力を強める中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に対抗する狙いもある。