妊婦の飲酒、市では自己責任 「断るのは違法」

 ニューヨーク市は6日、人権委員会の新指針を発表し、バーやレストランで妊婦から酒類の注文があった場合、これを断るのは違法であると定めた。
 この指針は、妊婦への差別撤廃のため、主に「マタニティーハラスメント」を防止する目的で、2013年ごろより改良されていた。指針によると、「個人や胎児の健康被害よりも、性差別を助長するべきではない」とみなしたという。罰則などの詳細は分かっていない。
 妊婦の飲酒は公共マナーの範疇であり、健康に関する決断は妊婦がすることであって、バーテンダーがすることではないと、市が示したことになる。

生魚やハーブティーなど特定の食品を避けた方が良いという談議同様、胎児への影響に関しては論議が分かれそうだ