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共同通信
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【ワシントン共同】24年米大統領選で民主党から政権奪還を狙う共和党の候補の間で、新型コロナ対策を巡る規制反対のアピール合戦が過熱している。共和党が地盤とする保守層が重視する「個人の自由」を訴え、浸透を図る狙い。米国の感染者数は秋の到来を前に再び増加傾向にあり、バイデン民主党政権は警戒する。
コロナ規制反対を「ナンバーワンの問題」に位置付けるのは、党内支持率2位のデサンティス・フロリダ州知事。21年には、子どもにマスクを着用させるかどうかは親が決めるべきだとして着用義務化を禁じる知事令を出した。
今月7日にはX(旧ツイッター)で、有権者の行動を極力制限しないことで「中小企業や仕事、個人の自由を守る」と投稿。トランプ前大統領が在任時、規制強化を押しつけてきたとして、批判の矛先を向けた。
トランプ氏も負けじと、再選した場合にはマスクやワクチン接種を義務付ける学校や公共交通機関の予算を削減すると宣伝。
ヘイリー元国連大使や黒人のスコット上院議員ら他の候補も、規制の再強化には一貫して否定的だ。