「横揺れ、飛び起きた」

Published by
共同通信
小松空港で取材に応じる石川県白山市の田村敏和市長(右)ら=11日午後

 静岡県伊豆の国市の山下正行市長(67)が、北アフリカ・モロッコ中部で起きたマグニチュード(M)6.8の地震に遭遇していたことが11日、市への取材で分かった。公務で現地を訪問中で、同行者3人を含めけがはなかった。山下氏は同日、電話取材に応じ「就寝中だったが、大きな横揺れが起き飛び起きた。揺れは1分くらい続いたように感じた」と語った。

 発生当時、震源地の中部ハウズ県から約70キロ離れた都市マラケシュのホテルに滞在していた。「驚いたのか、多くの客がホテルの外に下りてきていた」と振り返った。ホテルはエレベーターが停止しただけで目立った被害はなかったが、マラケシュ市内では路上で避難生活を送る人々の姿も見かけたという。

 また石川県白山市の田村敏和市長(66)も、同会議出席のため赴いていたマラケシュで地震に遭った。11日夜、到着した小松空港(小松市)で記者団に「なかなか地震が起きる地域ではないと聞いていたので驚いた」と話した。