3日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク州のストーム救済事務所では、3年半前に米北東部を襲ったハリケーン・サンディで被害に遭った家屋を購入し、修理や立て直しを支援する活動を行っており、州政府はこのほど、こうして復旧した家屋をオークションで販売するという。
対象となるのは、ハリケーン・サンディの被害が最もひどかったスタテン島、クイーンズおよびブルックリン区にある一軒家。販売にあたっては、不動産のオークションや入札による不動産販売に実績のあるパラマウント・リアルティUSAの協力を得る。
例えば、ブルックリン区の東12丁目にあるコロニアル調の一軒家。1920年ごろに建てられた、壁が石造りという特徴の家で、ベッドルームが2つ、バスルームも2つ、 地下室も付いて広さは約1000平方フィート(約92平方メートル)ある。ハリケーン前は42万5千ドル(約4600万円)の値がついていたが、最低競売価格は約17万2千ドル(約1900万円)となっており、半値以下で購入できるチャンスというわけだ。また、最も安い物件の最低競売価格は、1万5千ドル(約160万円)以下に設定された。
このオークションは10日に行われ、入札者の情報などは明らかにされていない。