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共同通信
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【ワシントン共同】米メディアは11日、トルコ南部のモルカ洞窟の出入り口から約千mの地下で2日に体調を崩した米国人探検家マーク・ディッキーさん(40)が、現地時間12日未明に救出されたと報じた。欧州などから救急隊員や探検家ら約190人が駆けつけ、およそ9日ぶりに外に連れ出すことに成功した。
ディッキーさんはモルカ洞窟の詳細な地図作製のため探検中で、2日に胃腸の出血で動けなくなった。翌3日から医師らが洞窟を下りて交代で付き添い、治療にも当たった。ディッキーさんが脱出に耐えられると判断し、9日に移動を開始。休憩を取りながら、難所である垂直部分や水や泥が広がる部分を抜けて運び出した。