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共同通信
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【ソウル共同】韓国の李鐘燮国防相は12日、KBSテレビの取材に、辞意を大統領府へ伝えたと明らかにした。海兵隊員の殉職死を巡り、軍の不適切な対応を隠蔽した疑惑が浮上しており、国会で多数派の野党が李氏を弾劾訴追すると主張していた。李氏は、弾劾訴追で職務停止となる事態を避けたとみられる。
李氏はKBSに、疑惑を巡る報道や野党の攻撃が「本質と異なるように展開しており、残念だ」と指摘。辞意を表明した理由は「安全保障の空白を防ぐため」と述べた。複数の韓国メディアは、大統領府が近く、李氏を含む数名の閣僚交代人事を発表するもようだと報じている。