トイレでの電子たばこを感知・通報
NY市の学校、センサー導入を検討
生徒による電子たばこの使用に手を焼くニューヨーク市の公立校に、電子たばこを感知するセンサーを売り込もうと、民間企業が競い合っている。市教育局(DOE)は、少なくとも一つの業者が提供する製品を導入する方向で検討を進めている。
これらの製品は、ワイヤレス・サービスを利用したもので、ベイプ・ペンからの排出を感知すると、直ちに適切な担当者に警告を発信するという。ペンシルバニアに拠点を置く電子たばこ感知器業者「トリトン・センサーズ」は数カ月前、性能を比較するため、2種類の製品をDOE に送付。ニューヨーク州内の他の5学区にセンサーを供給している同社には、市の複数の公立校から、直接、製品についての問い合わせが寄せられている。
同州ロンコンコマに本社を置く「ソーター・テクノロジーズ」は、ニューヨーク市内のチャーター校と私立校6校、さらに州内の4学区に、同社の製品「フライセンス286センサー」を、提供している。米疾病対策センター(CDC)の2021年の調査によると、市内の高校生11%が電子たばこを使用。全米の生徒を対象とした22年の調査では、高校生の約14%、中学生の3%が電子たばこを使用していたことが明らかになり、問題が深刻化している。(9日、ニューヨークポスト)
→ 最新のニュース一覧はこちら←