茂木幹事長ら自民四役決定

09/12/2023

　岸田文雄首相（自民党総裁）は13日午前、臨時総務会を党本部で開く。去就が焦点だった茂木敏充幹事長を続投させるなど党四役人事を正式に決める。選対委員長に茂木派の小渕優子組織運動本部長を起用。午後発足する第2次岸田再改造内閣は外相に上川陽子元法相、こども政策担当相に衆院当選3回の加藤鮎子元国土交通政務官を充て、過去最多に並ぶ5人の女性閣僚を登用する。

　首相は人事を機に政権浮揚を狙う。岸田政権の骨格と言われる茂木氏、麻生太郎副総裁、最大派閥安倍派「5人組」の松野博一官房長官の人事を維持。党四役に、5人組の萩生田光一政調会長を再任し、総務会長に森山裕選対委員長を横滑りさせる。四役以外では高木毅国対委員長、梶山弘志幹事長代行も続投とした。

　内閣改造では、参院当選2回の自見英子内閣府政務官を地方創生担当相に、土屋品子元厚生労働副大臣を復興相とし、高市早苗経済安全保障担当相は留任。女性活躍を後押しする姿勢を示す。

　松野氏のほか河野太郎デジタル相、西村康稔経済産業相、鈴木俊一財務相、公明の斉藤鉄夫国交相は続投。