英、中国のスパイ活動非難

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共同通信
8月、北京で中国の王毅共産党政治局員兼外相(右端)と会談するクレバリー英外相(左端)(AP=共同)

 【ロンドン共同】英政府は14日、中国がスパイ活動の一環として、英国の政府や軍の高官らを協力者として勧誘しようとしているとの見解を公表した。中国の行動は「一線を越えている」と非難し、政府として断固たる措置を講じているとも訴えた。

 英議会の情報・安全保障委員会が7月に公表した報告書で、数年前から問題に気付きながらも「中国に対する戦略を持っていない」と対策を批判したことを受け、政府見解を公表した。

 英政府は見解の中で、中国の情報収集活動は多岐に及び、元公務員も標的になっていると指摘。機密情報へのアクセスを厳重に管理し、スパイのあぶり出しも実施しているという。