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共同通信
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【ワシントン共同】英紙フィナンシャル・タイムズは14日、動静が2週間以上途絶えている中国の李尚福国防相について、中国当局の調査対象となり国防相としての任務を解かれたと米政府が判断していると伝えた。複数の米政府当局者の話としている。米政府の判断理由は不明。
3期目の習近平指導部は異変が続いている。動静が途絶えた秦剛前外相が7月に解任された。核ミサイル部隊を管轄するロケット軍幹部らも交代。汚職疑惑が取り沙汰されており、李氏の動静不明もこの疑惑と関係があるのではないかとの臆測がある。
米政府は18年、ロシアとの武器取引を巡り李氏を制裁対象に指定。中国は米国との国防相会談を拒否している。