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共同通信
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【ハバナ共同】キューバの首都ハバナで行われた新興・途上国で構成する国連の枠組み「77カ国グループ(G77)プラス中国」の首脳会合は16日、先進国主導の国際秩序がもたらす不公平に「グローバルサウス」と呼ばれる国々が「深い懸念」を表明、是正を求める声明を採択して閉幕した。
G77は1964年に発足し、130以上の国と地域で構成する。
首脳会合のテーマは「科学、技術、イノベーションの役割」。声明では新型コロナウイルス流行時に途上国へのワクチン普及が遅れるなど不公平が一層悪化したとし、科学技術の分野で途上国が取り残されないよう国際協調の必要性を訴えた。