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共同通信
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母親の胎内で原爆の放射線を浴び、生まれながらに脳や体に障害がある「原爆小頭症」被爆者とその家族でつくる「きのこ会」が17日、広島市で総会を開き、かつて「20歳まで生きられない」と言われていた小頭症被爆者が喜寿を迎えたことを祝った。
総会にはオンラインも含め小頭症被爆者6人と支援者ら計約40人が参加。冒頭、昨年9月の総会以降に亡くなった小頭症被爆者の茶和田武亜さんらをしのび、黙とうをささげた。
用意されたケーキのろうそくの火を吹き消し、互いの近況を報告した。6人のうち広島市の川下ヒロエさん(77)は「みんな元気で良かった」と再会を喜んだ。